金融相場と業績相場ってなにかしら?
わかりやすく説明していくモン。
2008年のリーマンショックと2020年のコロナショックは、世界的な株価の大暴落を引き起こしました。
しかしながら、リーマンショックとコロナショックは、同じ大暴落でも起こった原因はまったく違います。
また両ショック後の株価は、元通りにもどるどころかショックの前よりも上昇しました。
金融相場のできあがりです。
リーマンショックもコロナショックも、世界中を不景気に落とし込んだにもかかわらず、金融相場はできあがりました。
一般的に、景気が悪いと株価は下がります。
景気は悪いのに、金融相場では株価が上がるのはなぜでしょうか?
景気は悪いのに、株価が上がる?
答えは本記事に書いてあるモン。
いずれ金融相場も終わり、実際の景気上昇に見合った相場にもどっていきます。
業績相場です。
金融相場と業績相場。ややこしいわ。
一見、金融相場も業績相場もなんだか難しそうに聞こえますが、実際はとても単純な相場です。
それでは、金融相場と業績相場の違いについて、わかりやすく解説します。
- リーマンショックとコロナショックの違い
- コロナ禍の中古車相場
- 大暴落後の株価の動き
- 金融相場と業績相場
金融相場~業績相場へようこそ💘
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
リーマンショックとコロナショック
米国の投資銀行である「リーマン・ブラザーズ・ホールディングス」が2008年9月15日に経営破綻したことから、世界規模の金融危機がつらなるように発生しました。
リーマン・ブラザーズは2008年9月15日、米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻した。
1850年創業の米ウォール街屈指の証券会社の経営危機は、負債総額6300億ドルという米史上最大の倒産劇という結末を迎えた。
日本経済新聞社
コロナショックは、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーション(対話)の完全な自粛・制限によるものです。
自粛・制限の結果、世界中で人やモノの動き(経済活動)が止まってしまい、世界経済は歴史的な低迷となってしまいました。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行と、この感染症を封じ込めるために実施された経済活動の停止措置により、世界経済は短期間のうちに甚大なショックを受け、深刻な景気後退に陥った。
Who We Are
- リーマンショック|投資銀行1社の破綻が金融危機を引き起こして大暴落
- コロナショック|コロナにより経済活動が停止したことで大暴落
コロナ禍で中古車市場は上昇相場
コロナ禍において、自動車の販売市場は意外にも好調でした。
中古車相場は高値がつづいたモン。
二輪車と同じように、コロナ禍で密をさけた移動に注目が集まり、自動車販売をあと押ししました。
コロナ禍以前は、通勤や通学に電車やバスを利用していた人たちが、自動車の購入に踏み切ったためだと思われます。
また「密をさける」理由で、キャンプや釣りなどの「密にならない」アウトドア関係も好調でした。
経営に苦しんでいる観光業・飲食業等のサービス業とは対照的でした。
何がどう転ぶのか、本当にわからないものです。
業績相場の流れに乗って「ほったらかし投資」
株式相場に目を向けると、コロナ禍による実体経済(景気が悪い)とは裏腹に、2020年3月の大底から世界的に上昇しました(参考:実体経済とは?)。
コロナ禍での財政政策(政府による給付金など)と金融緩和(銀行によるお金の垂れながし)によって、世の中にあふれたお金が株式投資に向けられたためです。
世の中にあふれたお金が株式投資に向けられたことに加えて、”アフターコロナを見すえた期待感” も相場の上昇に一役買ったのでしょう(楽観的相場)。
世界的な超金融緩和とアフターコロナの期待感によって、不景気の株高現象、すなわち金融相場ができあがったのです。
景気は悪いのに、株高ってバランスが悪いわ。
世界の中心である米国株式市場は、GAFAMに代表されるハイテク銘柄にずっと牽引されてきました。
さらにコロナ禍で生まれた「巣ごもり消費」は、ネットビジネスにかかわるハイテク企業に大きな追い風となったのです。
何がどう転ぶのか、本当にわからないものです。
2022年になって、アフターコロナの業績回復により業績相場も見えはじめてきました。
「2022年は金融相場から業績相場への転換期だった」と、数年後にはいわれているかもしれません。
金融相場から業績相場へ移行中の今こそ投資をはじめるチャンスです。
- 「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまだが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者も始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効な>投資方法。
それではまた。
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