日本人は、日本株だけに投資したほうがいいのかしら?
日本株だけに投資するのはやめた方がいいモン。
株式投資は分散投資が基本です。
株式投資の世界では、先人がとてもすばらしい格言を残してくれています
“卵を1つのカゴに盛るな”
卵を1つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合、すべての卵が割れてしまうかもしれません。
しかし複数のカゴにわけて卵を盛っておけば、そのうちのひとつのカゴを落として卵が割れてしまったとしても、ほかのカゴの卵は割れずにすむということです。
投資に置きかえると、特定の商品だけに投資をするのではなく、さまざまな商品に投資をしてリスクを分散させるほうがよいという教えになります。
わたしも含めて日本に住んでいる個人投資家は、どうしても日本株投資だけに目を向けがちになります。
ましてや外国株に偏見をもっているかも...。
しかし卵を1つのカゴだけに盛ってはいけません。
すなわち、日本株だけに投資するのではなく外国株にも広く投資するべきです。
魚のいるところで釣りをする。これが釣りの鉄則だ。
同様に投資についても魚のいるところ、すなわち将来伸びると予想される株が多いところで投資を行うべきだ。
世界のマネーが米国に向かう理由はここにある。
日本経済新聞
わたしの本職である自動車販売において、日本車の故障率の低さが販売の手助けになることが多いです。
しかし外国車の味わい深さも魅力で、外国車のファンの方もたくさんいらっしゃいます。
- 日本車には日本車のよさがあり、外国車には外国車のよさがある。
- 日本株には日本株のよさがあり、外国株には外国株のよさがある。
本記事では、外国車の味わいをネタにして米国株の魅力についてわかりやすく書いています。
右肩上がりの米国株へようこそ💘
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
外国車の味わい
弊社(自動車販売会社)では、基本的に外国車の取り扱いはせずに国産車のみの販売です。
外国車は、常連様からの注文のみ販売をうけたまわっています。
実際外国車の注文販売は、年に数回あるかないかですが...。
常連様からの注文販売のみうける理由は、はっきりしています。
風土のちがいからか、故障率の比較では圧倒的に国産車に分があるからです。
ましてや部品代も高いですし...。
故障率と部品代の高さにより、一見(いちげん)のお客様には販売しにくいのが本音です(あくまでも中古車の話)。
ただし味わいというか風合いは、外国車(とくに欧米車)がいいですね。
私見ですが、国産車は新車時が万全で、欧米車は10万キロほど走行してからようやく万全になる感じがします(あくまでも私見)。
外国車は少しずつ成長して、立派(万全)な大人になっていく感じでしょうか。
自分のこどものようです。
とてもかわいいですね。
右肩上がりの米国株
右肩上がりの米国株について説明します。
米国株投資がアツイ
株式投資の世界に目を向けると、分散の観点から日本株だけではなく外国株にも投資した方がいいですね。
外国株の中でも米国企業に投資する米国株投資が ”アツイ” です。
米国では株主還元を重視した経営方針をとっている企業が多く、株主への利益の還元は配当金で行う企業がほとんどです。日本企業のように株主優待で還元している企業は極少数で、その代わりに年4回など配当回数が多く、日本企業と比べ配当利回りが高い傾向にあります。
また、何年も継続して増配をしている企業が多数存在しており、中には50年以上も増配を続けている優良企業もあります。高配当&増配当が、米国株式の配当金の特長といえます。
DMM株
わたしが推奨している「ほったらかし投資」は、長期で配当金をもらいつづける投資方法です。
年に4回配当金をもらえる米国株投資は、こころとからだにやさしい「ほったらかし投資」には打ってつけの投資スタイル。
「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、金融商品を買ったあとは ”ほったらかし” にしているだけの投資方法です。
米国株投資をオススメする理由
S&P500と日経平均株価の比較
S&P500は、過去4度の世界的な大暴落をことごとく乗り越えて、きれいな右肩上がりです(参考:S&P500とは?)。
一方の日経平均株価は、ゆるやかな直線を描いています。
- コーポレート・ガバナンスがしっかりとしていて、株主へ利益を還元する意識が高いことは米国の企業ならでは。
- ROE(自己資本利益率)や配当性向などを重視していて、自社株買いや増配に積極的。
自社株買い(1株あたりの利益がふえる)や増配(配当金がふえる)は、株価が上がる引き金となります。
米国株をオススメする理由がわかったわ。
つぎは配当貴族を紹介するモン
以下は、配当貴族(長期にわたり毎年配当を増やしている企業)を代表するトップ10の銘柄です。
米国株 連続増配銘柄トップ10
年数 | ティッカー | 銘柄 |
67 | AWR | アメリカン・ステイツ・… |
66 | DOV | ドーバー |
65 | PH | パーカー・ハネフィン |
65 | GPC | ジェニュイン・パーツ |
65 | NWN | ノースウェスト・ナチュ… |
65 | PG | プロクター・アンド・ギ… |
64 | EMR | エマソン・エレクトリック |
63 | MMM | スリーエム |
61 | CINF | シンシナティ・ファイナ… |
59 | JNJ | ジョンソン&ジョンソン |
59 | KO | コカ・コーラ |
59 | LANC | ランカスター・コロニー |
59 | LOW | ロウズ |
人間にたとえると、還暦を超えても株主への配当金を増やしつづけている企業になります。
米国企業のパワーはすごいです。
おばあちゃん...だわ。
おじいちゃん...だモン。
ちなみに日本では、「花王」の31年連続増配がダントツのナンバーワンです(2022年現在)。
まとめ
米国株投資は、過去のチャートが右肩上がりなので、投資初心者にも比較的安全といえます。
また、長期にわたり毎年配当を増やしている企業が多いのも、安心感をあたえてくれますね。
「普段の街乗りに日本車」「遠出のドライブには外国車」のように、「こづかい稼ぎの短期投資には日本株」「ほったらかしの長期投資には米国株」という選択も ”あり” かもしれません。
- 「ほったらかし投資」とは、読んで字のごとく商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまだが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者も始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効な>投資方法。
それではまた。
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