需給相場+業績相場?なんかむずかしそうだわ。
本記事で、ハイブリッドエンジンに例えて解説しているモン。
コロナショック後の、株式相場の回復はすさまじいものがありました。
およそ6か月で、コロナショック前の日経平均株価にもどったのです。
3日の日経平均株価の終値は前日より218円38銭高い2万3465円53銭と、2月20日以来の高値になった。
新型コロナウイルスの感染拡大による急落前の水準まで回復した。2008年のリーマン・ショック時は危機前の水準に戻るのに約5年かかったが、今回は約半年で値を戻した。
朝日新聞
コロナショック後の日経平均株価の推移
コロナ禍のなか、さまざまな経済復興のための政策が行われました。
しかし経済復興のためのお金は、設備投資やモノ・サービスの需要ではなく、株式市場を中心とした金融市場へ向けられたのです。
コロナ不況は、人とモノの移動がストップしたのが原因ね!
あわせて設備に投資する気持ちも失せたモン。
コロナショック後は、大幅な金融緩和(お金のたれ流し)と経済回復への期待が合わさって、金融相場ができあがりました。
まるでガソリンエンジン(金融緩和)と電気モーター(経済回復期待)で走るハイブリッド車のように...。
- ハイブリッド車から電気自動車への移行。
- 需給相場と業績相場。
- ほったらかし投資について。
需給相場+業績相場へようこそ💘
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
ハイブリッド車から電気自動車へ
弊社(自動車販売店)では、軽自動車・普通自動車含めて全展示車のほぼ8割をハイブリッド車が占めています。
ハイブリッド車の割合は、普通車から軽自動車まで、日を追うごとに確実に増加しています。
ただしハイブリッド車も、いずれは電気自動車(EV車)へシフトして行くのでしょうが...。
需給相場と業績相場
2020年春~2021年の金融相場は、需給相場と業績相場のハイブリッドでした。
- 需給相場|大幅金融緩和によるもの
- 業績相場|経済回復期待によるもの
すなわち大幅金融緩和と経済回復期待が、コロナショック後の金融相場をもたらしたのです。
需給相場はガソリンエンジンね。
業績相場は電気モーターだモン。
ガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッドエンジンは、いずれは電気モーターのみになるでしょう。
ホンダがエンジンを捨てる──。「エンジンのホンダ」の異名を持つ同社が衝撃的な宣言を行った。
2040年以降に世界で販売する新車を、全て電気自動車(EV)もしくは燃料電池車(FCV)にシフトするというのだ。エンジン車はもちろん、エンジンを搭載するハイブリッド車(HEV)の選択肢も消えるというわけだ。
日経クロステック
自動車と同じように、需給相場+業績相場(ハイブリッド)の金融相場は、やがて業績相場だけになっていきます。
ほったらかし投資
このさき業績相場にシフトしていこうが、たとえ需給相場に戻ろうが、こころとからだにやさしい「ほったらかし投資」は不滅の投資スタイルです。
- 「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまだが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者も始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効な>投資方法。
投資信託
「ほったらかし投資」は、どのような相場でもコツコツと投資信託とETFを積み立てていきます。
*ETFは上場している投資信託
ひとつの投資信託・ETFには、さまざまな銘柄が組みこまれています。
投資信託とETFは、美味しそうなおかずがいっぱい詰まったお弁当のようなものなのです。
たとえひとつの銘柄の価格が下がっても、ほかの銘柄が値下がり分を補ってくれます。
投資信託について詳しくは、初心者にオススメの投資信託をわかりやすく説明します!をご参考ください。
気軽
株式市場が開いている時間帯(9時~11時30分・12時30分~15時)は、多くの人にとって仕事中の時間だと思います。
仕事中に株価ボードに張りつくなんて、ほぼ不可能ですよね。
クビ覚悟なら別ですが...(笑)
「ほったらかし投資」は、時間や投資の知識がなくても気軽にはじめられる、投資初心者にやさしい投資スタイルといえます。
ただしハイリスク・ハイリターンの投資スタイルではないため、短期間でいっぱい儲けたいと考える人には不向きです。
ドルコスト平均法
前述したように、「ほったらかし投資」はどのような相場のときでもはじめられる投資スタイルです。
すなわち、ドルコスト平均法に寄りそった投資方法。
相場が高くても安くても、まったく気にしなくていいのです。
相場が高ければ少なく買えて、相場が安ければ多く買えます。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法について詳しくは、ドルコスト平均法についてわかりやすく説明します!をご参考ください。
まとめ
景気が悪いときには、経済を活性化させるために金利を下げたり給付金を出したりして、お金がばらまかれます。
ばらまかれたお金が、景気をよくするために使われるといいのですが、どのような時代でもなかなかうまくいかないものです。
好景気と不景気は交互にやってきます。
需給相場だろうが業績相場だろうが、どのような相場でもできるのが「ほったらかし投資」。
それではまた。
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