アフターコロナの投資環境は変わっていくもん。
超金融緩和(お金の垂れ流し)により発生したコロナバブルは、2022年のはじめに終わってしまいました。
アフターコロナの投資戦略はできあがっていますか?
2022年になって、世の中はアフターコロナの力強い経済回復にさらに期待するようになりました。
コロナワクチンの接種率がかなり高まり、コロナ薬も登場したからです。
ようやくマスクを外しはじめたわ。
ワクチン接種率の高まりとコロナ薬登場による安心感は、リベンジ消費の後押しとなるでしょう。
リベンジ消費の拡大は、株価に大きな影響を与えます。
すなわちアフターコロナ(2022年~)と2020年~2021年までの相場環境は、180度変わるのです。
本記事は主に、アフターコロナの株式相場について書いています。
また記事を読むことにより、景気と「グロース株」「バリュー株」の関係がわかります。
本記事がアフターコロナの投資戦略のお役に立てれば幸いです。
アフターコロナの株価上昇へようこそ💘
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
アフターコロナの経済再開に期待
働く世帯の家計所得と家計消費支出の推移(下記グラフ)を見てみると、2020年は当然のことながらコロナ禍で消費は大きく落ちこみました(赤○囲み線)。
しかし消費の落ち込みとは逆に、実際の収入や可処分所得はさほど落ちこんでいません(可処分所得とは?)。
可処分所得と消費支出
上記グラフのように、ほとんどの人々はコロナを避けるために外出を減らしてお金を使いませんでした。
使えるお金は十分すぎるほどにあるのね。
みんなお金を貯めていたんだモン。
そもそも日本のコロナ感染者数は、諸外国と比べて格段に少なかったです。
またワクチンだけではなく、治療薬の普及によりコロナもほぼ消滅しました。
2022年からリベンジ消費のはじまりです。
さようなら「ウイズコロナ」。
はじめまして「アフターコロナ」。
バリュー株で「ほったらかし投資」
通常株価は、今現在よりも数カ月先の景気を見すえています。
2021年の後半ごろから、バリュー株の株価が上昇を描いてきました。
下記のグラフを見るとわかるように、不況が訪れるとグロース株が優位になり、平常にもどるとバリュー株が優位になるようです。
バリュー株とグロース株の株価の変動
不況と平常でバリュー株とグロース株の株価に変化が生まれるのは、どのような理由なのでしょうか。
くり返しになりますが、株価は数カ月先の景気を見すえているといわれます。
2021年の後半から、⾦融市場はアフターコロナの経済正常化を少しずつ織りこみはじめました。
2020年に株価が下がったバリュー株には、コロナ禍により急激に業績が悪化した飲食業、観光業などのサービス業が多いです。
サービス業の業績はアフターコロナには改善されるとの期待で、2021年の後半からバリュー株は上昇しはじめました。
一⽅のグロース株には、コロナ禍でも業績は順調だったり、逆に需要が伸びたテレワーク・巣ごもり関連などの業種が多いです。
だからこそグロース株は、コロナ禍の中でも株価が上昇しました。
アフターコロナが見えはじめた2022年、ただでさえ高くなったグロース株をさらに「買う」理由は見つかりません。
買う理由が見つからなくなったからこそ、グロース株は下がっているのでしょう。
コロナワクチンの接種がより広がり、さらにコロナ治療薬も登場したので、今後はさまざまな規制が解除されていくでしょう。
コロナ規制の解除にともない、株価は自然と実体経済によりそいながら推移していくと思います(参考:実体経済とは?)。
コロナが終われば、ようやく株価と景気が連動していくモン。
コロナショック以降の金融相場に、実体経済が加われば株式相場は ”鬼に金棒” です。
2022年以降のバリュー株は、”うなぎのぼり” に上昇するかもしれませんね。
- 「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまだが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者も始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効な>投資方法。
それではまた。
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