FXの用語はむずかしいわ。
この記事をよんで覚えるモン。
FXの用語の意味がわからない状態で、FXに手を出してはいけません。
ルールを知らずにプロスポーツの試合に出るようなものです。
FXは大切なお金をやりとりします。
大切なお金を育てるためにもFXの用語をぜひ覚えてください。
FXの世界はプロの集りです。
本記事では、日常生活ではまず使われないFXの用語を図柄とわかりやすい文章で説明しています。
- 「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、金融商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまですが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本のスタイル。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者でも始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効>な投資方法。
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
あ行
相対取引(あいたいとりひき)
買い手と売り手が取引所を通さずに直接取引すること。
FX取引では、FX会社とトレーダーで行われる取引が相対取引といえます。
国内のほとんどのFX会社は相対取引となります。
相対取引の反対語は取引所取引です。
追証(おいしょう)
追加証拠金の略語。
FX会社が、「証拠金を追加しないと強制的にロスカットしますよ」と教えてくれる仕組みのこと。
追証が発生すると新規の注文ができなくなります。
終値(おわりね)
取引で最後に付いた価格のこと。
引け値ともいいます。
外国為替市場には取引所がないので、東京市場は東京時間で夕方5時のレート、ニューヨーク市場はニューヨーク時間で夕方5時のレートのことをいいます。
か行
空売り(からうり)
売りから入って後に買い戻す取引のこと。
通常は安いときに買って高くなったら売ることで利益を出しますが、空売りでは高いときに売って安くなったら買いもどすことで利益を出します。
元本(がんぽん)
投資をするときの元手(もとで)となるお金のこと。
収益を生み出すための資金ともいえます。
元本保証とは、預貯金のように投資に預けた資金が減らないということです。
機関投資家(きかんとうしか)
個人から集めた大量の資金を使って株式や債券で運用を行う大口投資家のこと。
- 保険会社
- 銀行
- 農協
- 政府系金融機関など
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
価格が上昇したら指定した価格で買い、価格が下落したら指定した価格で売る注文方法のこと。
相場のトレンドに乗る注文方法といえますが、損切り(ロスカット)にも使われます。
逆張り(ぎゃくばり)
相場のうらを読んで取引すること。
価格が上がっていても天井だと読んで売り、価格が下がっていても底だと読んで買う投資方法です。
逆張りの反対は順張りといいます。
決済通貨(けっさいつうか)
USD/JPY(米ドル/日本円)などの通貨ペアで、右側の通貨(日本円)のこと。
FXで取引通貨を売買する通貨になります。
さ行
差金決済(さきんけっさい)
現金の出し入れのない取引のこと。
FXは差金決済です。
決済したときの損益だけをもらったり払ったりします。
指値注文(さしねちゅうもん)
「買いたい価格」「売りたい価格」を、前もって指定する注文方法のこと。
100円で買ったあとに、101円に売りの予約をいれておきます(下図)。
その後価格が上昇して、101円になったら101円で自動で決済されます。
サポートライン(さぽーとらいん)
下値抵抗線のことで、下値のメドを示すラインのこと。
過去一定期間の下値と下値を結んだ線をサポートラインといいます。
サポートライン近くまで値下がりすると、買いが増えて上げはじめることが多いです。
証拠金(しょうこきん)
FX会社に預ける担保(手持ち資金)のこと。
FXの証拠金は、「取引通貨の価格×決済通貨数」でもとめられます。
証拠金を差入れて取引することにより、少ない資金で大きな取引ができるようになります。
しかし損失により証拠金が不足した場合は、損失を決済するか不足した分の証拠金を入金しなければいけません。
証拠金維持率(しょうこきんいじりつ)
証拠金維持率=(純資産)÷必要証拠金×100の式でもとめられます。
順張り(じゅんばり)
相場が上昇しているときには「買い」、相場が下落しているときには「売る」投資スタイルのこと。
素直に相場のながれに従う投資手法です。
順張りの反対は逆張りといいます。
信託保全(しんたくほぜん)
FX参加者の資産(証拠金・スワップポイントなど)を信託銀行にあずけて、FX会社自身の資産をわけて管理すること。
万が一、FX会社がつぶれても投資家の資産は守られます。
スキャルピング(すきゃるぴんぐ)
数秒や数分単位で売買をくり返して、小さな利益を積み重ねていく投資手法。
FX会社によっては禁止されています。
スプレッド(すぷれっど)
通貨の売り値と買い値の差額のこと。
スプレッドはFX会社の利益となります。
スプレッドが0.2銭であれば、1通貨を1回の取引で0.2銭FX会社に払います(100銭=1円)。
1ロット=1,000通貨であれば2円。
1ロット=10,000通貨であれば20円。
スプレッドは狭い(小さい)方がいいです。
スリップページ(すりっぷぺーじ)
注文した価格と約定した価格のズレのこと。
相場が大きく動いたときなどに発生しやすくなります。
投資家自身で許容できるスリップページを設定できます。
スワップポイント(すわっぷぽいんと)
2つの通貨の金利差から得られる利益のこと。
金利の低い通貨で金利の高い通貨を買うことにより、毎日スワップポイントをもらえます。
逆に金利の高い通貨で金利の安い通貨を買うと、毎日スワップポイントをはらうことになります。
スワップポイントは1ロット単位で表示されて、スワップポイント=日本円です。
損切り(そんぎり)
投資家が自ら損失を確定させる取引。
投資家は、自分から決済することにより損失を確定させて、被害を最小限にとどめなければいけません。
投資をはじめたばかりの頃は、なかなか損切りができない傾向があります。
損切りは大事です。
あらかじめ損切りする価格を決めておきましょう。
ちなみにFXでは、FX会社により強制的に損切りさせられることをロスカットと言います。
た行
通貨ペア(つうかぺあ)
売買する通貨の組み合わせのこと。
日本円で米ドルを売買する場合、米ドル/日本円と表示します。
通貨ペアは、下記のように「/(スラッシュ)」で区切って2国の通貨を表し、「/」の右側の通貨で左側の通貨を買うこと
を意味します。
デイトレード(でいとれーど)
売買を1日で終わらせて、翌日に持ち越さない取引のこと。
略してデイトレと呼ばれています。
取引所取引(とりひきじょとりひき)
取引所を通じて売買する取引のこと。
取引所が決めたルールに基づいて売買します。
国内でFX取引ができる取引所は「くりっく365」の1か所のみです
ただし「くりっく365」はFX業者専用なので、個人投資家は取引に参加しているFX業者を通じて「くりっく365」の取引を行います
取引所取引の反対語は相対取引です。
な行
仲値(なかね)
金融機関が顧客との外国為替取引で使用する為替レートの基準のこと。
毎日、9時55分の為替レートを基準にします。
TTM(Telegraphic Transfer Middle rate)ともいいます。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
売買する価格を指定(指値注文)せずに、表示されている価格で注文すること。
「必ず買いたい」「必ず売りたい」場合に成行注文をします。
は行
始値(はじめね)
一日で最初についた価格のこと。
寄付(よりつき)ともいいます。
必要証拠金(ひつようしょうこきん)
必要証拠金=取引通貨の価格×決済通貨数÷25(最大レバレッジ)の式でもとめられます。
プルバック(ぷるばっく)
トレンド相場のときに、利益確定(反対売買)のための決済で、相場が一時的に反対方向へ動くこと。
「押し目買い」「押し目売り」のチャンスです。
ポジション(ぽじしょん)
「買い」「売り」で保有したままの状態のこと。
買い持ちの状態をロングポジション、売り持ちの状態をショートポジションといいます。
ボックス相場(ぼっくすそうば)
箱の中に入っているみたいに、高値と安値が一定の範囲(レンジ)を行き来している状態のこと。
レンジ相場ともいいます。
下図のように、レジスタンスラインとサポートライン間隔が上値と下値のめどになります。
や行
約定(やくじょう)
買いの注文と売りの注文が一致して取引が成立すること。
FX取引では注文が約定すると注文の取り消しはできません。
取引をやめる場合は決済の注文しかないです。
売買が成立した価格は約定価格といいます。
寄付(よりつき)
取引がはじまって最初についた値段のこと。
始値(はじめね)ともいいます。
ら行
レジスタンスライン(れじすたんすらいん)
上値抵抗線のことで、高値のメドを示すラインのこと。
過去一定期間の上値と上値を結んだ線をレジスタンスラインといいます。
レジスタンスライン近くまで値上がりすると、売りが増えて下げはじめることが多いです。
レバレッジ(ればれっじ)
英語で「てこの作用」という意味で、手持ち資金以上にお金を借りて取り引きすること。
レバレッジを使うことでより多くの利益を望めますが、逆により多くの損失になることもあります。
FXでは最大25倍のレバレッジを掛けられます。
ロット(ろっと)
取引(売買)できる通貨などの単位のこと。
FXでは、「1ロット=1,000通貨」「1ロット=10,000通貨」のFX会社が一般的ですが、1通貨から取引できるFX会社もあります。
ロスカット(ろすかっと)
投資家が自ら損失を確定させる損切りと違い、FX会社によって強制的に損失を確定されること。
各々のFX会社が設定した証拠金維持率を切ると、強制的にロスカットされてしまいます。
投資家は、自分から決済することにより損失を確定させて、被害を最小限にとどめなければいけません。
投資をはじめたばかりの頃は、なかなか損切りができない傾向があります。
損切りは大事です。
あらかじめ損切りする価格を決めておきましょう。
英数字
FX(えふえっくす)
「Foreign Exchange」の略で外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)のこと。
FXは、「日本円」「米ドル」「ユーロ」などの各国の通貨を売買して利益を出す投資方法です。
さまざまな金融取引があるなかで、FXの参加者が圧倒的に多いといわれています。
FXはほぼ24時間取り引きできるからでしょう。
各都市のFX市場が開いている時間帯
pip(ぴっぷ)
「percentage in point」の略で、FX取引の通貨の共通単位のこと。
pipsは、pipにsがついた複数形です。
1円上がるのと1米ドル上がるのでは、その価値は全然違います。
異なる通貨単位を共通の単位に置きかえることで、価格の変動を比較しやすくなります。
一般的に、日本円を通貨ペアに含まない場合は1pips=0.01円(1銭)で、日本円を通貨ペアに含まない場合は1pips=0.0001通貨単位(ドルやユーロなど)。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
これからも日々用語を追加していきますので、何卒よろしくお願いいたします。
それではまた。
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