FXのスキャルピング｜初心者向けにわかりやすく解説します！

長期投資だけの取引をしていると、たまに眠くなりませんか？

長期投資は、投資信託やETFなどをコツコツと積み立てていく「ほったらかし投資」。

ただただ定期的に、決まったお金を積み立てるだけの投資スタイルです。

「ほったらかし投資」主義（笑）のわたしですが、ちょっとした刺激を求めて、FXのスキャルピングを日々楽しんでいます。

スキャルピングでこづかい稼ぎ

すべての投資に言えることですが、スキャルピングにも思い込み、決めつけはご法度。

わたし自身スキャルピングをはじめたばかりの頃は、相場が思う方向に行かなかったとき、「世の中まちがっている」と天に向かって怒っていたものです（笑）

今では取引するたびに、「神様ありがとう」とFXチャートの前でつぶやいていますが．．．。

スキャルピングは、小さな利益をコツコツと積み重ねていく投資手法。

そしてスキャルピングは、臆病な人向け。

本記事では、FXのスキャルピングについて、超わかりやすく説明しています。

FXについては、FX｜初心者は数百円の小遣い程度の稼ぎから始めましょう！を参考にしてください。

「コツコツ」が好きで「臆病」なFX初心者の方に、本記事を読んでいただけたらうれしいです。

FXのスキャルピングへようこそ💘

FX｜スキャルピング

うすい皮を何枚もはぐように、うすい利益を何回も重ねていくのがスキャルピングです。

ポジションを持ってもわずかな利益で手放すために、比較的リスクが低いといわれています（ポジションとは？）。

ポジションを長く持てば持つほど利益が大きくなる可能性がありますが、逆に損失が大きくなる可能性も大きくなるからです。

よってスキャルピングは、FX初心者向けのローリスクローリターンの取引といえるでしょう。

スキャルピング

上図のようにスキャルピングは、後述するチャート分析を使って、数秒から数分でポジションを反対売買（決済）していきます。

スキャルピングは初心者に向いている投資手法とはいえ、チャート分析はしっかりと学ばなくてはいけません。

FXの取引スタイル

取引スタイル	スキャルピング	デイトレード	スイングトレード	長期トレード
取引時間	数秒～数分	数分～数時間	数日～数週間	数週間～数か月
利幅	～10pips程度	20～100pips程度	500～1,500pips程度	100～500pips程度
取引回数	1日に1～数100回	1日に数回	数週間に1回	数か月に1回
リスク	小さい	やや小さい	やや大きい	大きい

• 実際、スキャルピングとデイトレードの線引きは「あいまい」です。

スキャルピングと正反対なのが長期トレードで、4つの投資手法の中で最もハイリスクハイリターンとなります。

したがってFX初心者の方は、長期トレードからはじめないようにしましょう。

長期トレードはスキャルピングと比べて、取引コストが低くて頻繁に値動きを見なくてもいいというメリットがあります。

しかし長期投資には、ファンダメンタル分析が必要です。

ファンダメンタル分析とは、「経済の基礎的な条件の分析」という意味で、通貨ペアの「金融」「経済」「政治」の動きと流れを分析して、通貨の値動きの予測をすること。

＊通貨ペアとは？

FX初心者が、ファンダメンタル分析ができるようになるには、相当な時間がかかってしまいます。

スキャルピングの一回あたりの利益は数pipsとわずかですが、高いレバレッジをかければ、短期間で大きな利益をねらえます。

レバレッジ｜FXは、持っているお金（証拠金）の最大25倍までの取引が可能です。

また数秒から数分の取引なので、FXをできる時間が少なくても、はじめやすい投資スタイルといえるでしょう。

ポジションを長く保有していると、お金のプラスマイナスが気になってしまい、「こころとからだ」にやさしくないです。

その点スキャルピングなら、為替相場が大きく動いたとしても、数分以内に決済をするので精神的な負担は少なくてすみます。

スキャルピング禁止

インヴァスト証券の【店頭外国為替証拠金取引 契約約款】に、以下の文章があります。

（4）高頻度な回転売買等の取引を行い、当社が行うカバー取引に影響を与える行為

店頭外国為替証拠金取引 契約約款

カバー取引

カバー取引とは、FX会社が投資家の注文と同じ数量の注文を銀行や証券会社にすること。
FX会社は、カバー取引をすることで損失を相殺できます。

インヴァスト証券と同じように、ほかのFX会社でもスキャルピングを禁止しているような約款があります。

しかし、法律で禁止されている訳ではありません。

スキャルピングは、やり方によっては禁止されているようなので注意が必要でしょうか？

高速で短期間にトレードをくり返すと、FX会社のシステムに負荷がかかります。

システムに負荷がかかると、ほかの投資家の迷惑（約定できない）になるので、「高頻度の回転売買等」は禁止となっているようです。

しかし、個人投資家のスキャルピング（手動）がサーバーに負荷を与えたりとか、カバー取引に影響を与えるとは考えられません。

あからさまにコンピューターを使っての高速回転売買ではないかぎり、問題ないと思います。

しかし万が一にも、FX口座を凍結されたら大変です。

よって次に紹介する、スキャルピング完全公認のFX会社を選ぶ方がよいでしょう。

スキャルピング完全公認のFX会社

スキャルピングをはじめるのであれば、スキャルピングを完全に公認しているFX会社が安心です。

ヒロセ通商

スキャルピングはできますか？

スキャルピングは可能です。

パソコン、スマートフォン等、各アプリにスキャルピングに特化した「クイック注文」をご用意しております。

ヒロセ通商

スキャルピングを、完全に公認しているFX会社といえばヒロセ通商。

10秒のローソク足を準備するほどの熱の入れようです。

ヒロセ通商は、約定スピード最速0.001秒を誇り、「スキャルピングトレード ランキング」でも堂々の1位を獲得しています。

約定スピードは、注文したり決済したりするまでの時間のこと。

直近の高値・安値の自動表示

ヒロセ通商のLIONチャートは、「直近の高値・安値の自動表示」「フィボナッチリトレースメントの自動表示」など、スキャルピングのための便利な機能が盛りだくさんです。

フィボナッチリトレースメントの自動表示

わたし自身は、「LION FX C2」「LION　チャート」の2つの画面を見ながらスキャルピングを楽しんでいます。

スプレッド

ヒロセ通商のスプレッドは、業界で最もせまい水準のスプレッドです。

スプレッド（SPREAD）とは英語で広がりという意味で、売り値と買い値の差のこと。

スプレッド＝手数料なので、スプレッドはせまいほうがいいです。

FXのスプレッドは、為替手数料と呼ばれます。

ヒロセ通商の主な通貨ペアのスプレッド一覧

通貨ペア	スプレッド 原則固定 （例外あり）	通貨ぺア	スプレッド 原則固定 （例外あり）
USD/JPY	0.2銭	EUR/USD	0.3pips
AUD/JPY	0.6銭	NZD/JPY	0.8銭
GBP/JPY	1.0銭	MXN/JPY	0.2銭
AUD/USD	0.4pips	GBP/USD	0.6pips
ZAR/JPY	0.8銭	NZD/USD	1.0pips
AUD/NZD	9:00~3:00 1.8pips 3:00~9:00 3.6pips	GBP/NZD	9:00~3:00 3.8pips 3:00~9:00 7.6pips

主なFX会社のスプレッド比較

FX会社	ヒロセ通商	みんなのFX	DMM FX	LINE FX
米ドル／円	0.2銭	0.2銭	0.2銭	0.2銭
ユーロ／円	0.4〜1.6銭	0.4銭	0.5銭	0.5銭
ポンド／円	1.0銭	0.8銭	1.0銭	1.0銭
豪ドル／円	0.6銭	0.6銭	0.7銭	0.7銭
NZドル／円	0.8銭	1.0銭	0.8銭	1.2銭

速い約定スピードと、狭いスプレッドを兼ねそなえたヒロセ通商。

そのうえ完全にスキャルピングを公認しているので、安心して取り引きできるFX会社ですね。

キャンペーン

ヒロセ通商の多彩なキャンペーン広告を見たことはありませんか？

月替わりで美味しそうな食品がいっぱい載っています。

ヒロセ通商のキャンペーンは、質量ともに群を抜いています。

自分自身のニーズにあったキャンペーンを活用して、ヒロセ通商を楽しんでください。

＼ スキャルピング完全公認 ／

スキャルピングに適している通貨ペア

スキャルピングに限らず、FXをはじめるのであれば、日本円との取引量が最も多い米ドル／円をオススメします。

米ドル／円は取引量が多く、ほかの通貨ペアとくらべて手数料（スプレッド）が圧倒的に安いからです。

また米ドル／円は、米ドルと日本円を直接取り引きするので、不安定になる確率が最も低いのもオススメする理由になります（「ユーロ／円」「ポンド／円」などは、間に米ドルを通している）。

さらにもうひとつ、米ドル／円をオススメする理由は、米国の経済・政治などに関する情報量が多いことです。

とくに経済指標の発表は、相場を大きく動かします。

大きく動く相場は、スキャルピングと相性バッチリですね。

米ドル／円以外の通貨ペアでは、「米ドル/ユーロ」「米ドル/英ポンド」が取引量の多い通貨です。

通貨ペアの流通量

取引量が多いと値幅が大きくなるので、スキャルピングでも大きな利益を上げやすくなります。

スキャルピングにオススメの時間帯

スキャルピングは、取引量が多く相場もよく動く時間帯に取引することも大事です。

スキャルピングに適した時間帯

市場	オススメの時間帯 （日本時間）
東京市場	08:00〜10:00
ロンドン市場	16:00〜19:00
ニューヨーク市場	21:00〜02:00

＊サマータイム以外の期間は、1時間遅くなる。

東京市場

東京市場では毎営業日の9時55分ごろに、基準レート「仲値」が決定します。

仲値（なかね）は、金融機関が顧客と通貨を取り引きするときの為替レートの基準のこと。

米ドル／円では、米ドルでの支払いのために米ドルが買われるので、8時から10時は米ドル高になりやすいようです。

ロンドン市場

日本時間の16時くらいから、ヨーロッパの市場参加者が中心となって、ユーロやポンドなどの欧州通貨が活発に取り引きされます。

19時くらいになると、現地では昼休みに入るので値動きが小さくなるようです。

ニューヨーク市場

日本時間の21時以降は、米国の経済指標などがよく発表されるので、米ドル関連の取引がとても多くなります。

「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」が同時に開いている21時から2時の時間帯は、1日24時間のなかでもっとも取引量が多い時間帯です。

ゴトウ日

米ドル／円の通貨ペアで取引する場合は、「ゴトウ日」を意識してみてください。

ゴトウ日とは、毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日のように5と10の付く日。

5と0が付く日は企業の決済日であることが多く、取引先へ米ドルで支払うために大量のドルが買われます。

ゴトウ日（8時～10時）は大量の米ドルが買われるため、「米ドル高・円安」になる傾向があるのです。

スキャルピングの勝ち方

押し目

長期足（4時間・1時間のローソク足）のトレンドとスキャルピングの押し目の方向が同じだと、利益になる確率が高くなります。

ローソク足とは、一定期間の相場の動きを1本の棒に表したもの。
押し目とは、上昇（下降）トレンド中に、一時的にチャートが下がった（上がった）タイミングで買い（売り）を入れる方法のこと。

ローソク足

長期トレンドとは逆方向への押し目でも利益は出せますが、逆方向の値幅は、トレンド方向の値幅よりも小さくなる確率が高いです。

上昇相場で買いを入れることを「押し目買い」、下落相場で売りを入れることを「戻り売り」といいます。

押し目買いと戻り売り

上昇相場では押し目買い、下落相場では戻し売りを入れるようにしてください。

ダマシ

スキャルピングに限ったことではありませんが、大口投資家などによる「ダマシ」に気を付けてください。

ダマシとは、大口投資家などが大量の資金を投入して、本来動くはずの方向とは逆の方向へ相場を操作すること。

ダマシを入れることで、ダマシの仕掛人は大きな利益を手に入れます。

スキャルピングにはダマシが多いです。

ダマシに合わないように、2～3度、押し目を待ってから取引に参加しましょう。

ダマシ

相場の流れに乗ることがFXでは重要です。

ダマシに引っかからないように、順張りでコツコツと利益を重ねてください。

テクニカル指標

スキャルピングで利益を重ねていくためには、以下のテクニカル指標の理解は必須です。

テクニカル指標

• トレンドライン｜チャートの高値と高値、安値と安値を結んだ直線
• 移動平均線｜時間・日・週など、一定期間の平均値を結んだ線
• ボリンジャーバンド｜値動きの予想範囲をパーセンテージで示したグラフ
• MACD｜移動平均線を発展させて、売買シグナルがわかるようにしたグラフ
• RSI｜買われすぎ、売られすぎがわかるグラフ

有名なチャートパターンや基本的なテクニカル指標は、多くの人が意識しています。

したがって、2つ以上のシグナルが重なったらエントリーしましょう。

重なるシグナルが多いほど、利益になる確率が高くなります。

しかし、エントリーした理由が崩れたら必ず損切りしてください（損切とは？）。

損切上手がスキャルピング上達への近道です。

利益確定と損切の設定は、2：1からはじめてはいかがでしょうか。

一定のルールをもって取引すると、あとで復習しやすくなります。

スキャルピングの注意点

スキャルピングをするにあたって、注意点が3つあります。

それぞれ説明します。

スプレッド

スキャルピング最大の欠点は取引量に比例して増えていく手数料です。

当たり前のことですが、スプレッドが狭いFX会社で取引してください。

前述したヒロセ通商のスプレッドは、業界最安値水準です。

くり返しになりますが、スキャルピングも完全公認なので安心して取り引きができます。

精神力

FXは世界中の投資家が参加していて、為替相場は刻々と変化していきます。

刻々と変化する為替相場を相手にして、ベストな決済をくり替えしていくには、ある程度の慣れや経験が必要です。

したがって、まずは少額取引からはじめて経験値を増やしてください。

「1ロット1,000通貨」「レバレッジ5倍」ほどからはじめれば、FXから早々に退出させられることにはならないはずです。

1米ドル＝150円だと仮定すれば、1,000通貨で150,000円。

適正とされているレバレッジ5倍の取引であれば、手持ち資金30,000円からはじめられます。

30,000円を元手に、スキャルピングをはじめてみませんか。

通信環境

FXのスキャルピングをする場合、速く安定したインターネットの通信環境が必要です。

通信環境が悪いせいで、ビクビクしながらのスキャルピングなんて、考えただけでもゾッとします。

目安としては、動画を快適に見られる環境であれば大丈夫でしょう。

まとめ

まとめの最後では、スキャルピングと「ほったらかし投資」を結びつけてみました。

スキャルピングは、パソコン画面から離れられないというイメージがあるかもしれません。

しかし、ずっとパソコンと「にらめっこ」している必要はないです。

アラート機能を設定さえしていれば、スマホが絶交の売買タイミングを教えてくれます。

トレーディングビューのアラート

トレーディングビューでアラートを設定すると、スマホにアプリ（トレーディングビュー）を入れて置きさえすれば、「バナー」「メール」「サウンド」などで教えてくれます。

スキャルピングに限らず、あらゆる投資にアラート設定は必須ですね。

スキャルピングも、アラート設定を済ませておけば、こころとからだにやさしい「ほったらかし投資」になります。

アラート設定を上手に活用してください。

それではまた。

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