つみたてNISAは無くなるのかしら?
無くならないモン。一般NISAと合併するんだモン。
「現行NISA」の最大のデメリットは、投資できる金額:期間ともに少なく短い点です。
イギリスイの「ISA」をお手本にしたようですが、本家と比べるとかなり見劣りしています。
しかもロールオーバーなどの制度自体が複雑で、ましてや「旧新NISA」はとてつもなく理解しがたい制度でした。
「旧新NISA」については、一般NISAから新NISAへロールオーバーできます!をご参考ください。
しかし、私たち投資家にとって歓喜に満ちた「新NISA」が2024年1月からはじまります。
本記事では、「新NISA」についてわかりやすく解説していますので、笑顔でお読みいただけると幸いです。
新NISA(つみたて投資枠)へようこそ💘
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
つみたてNISA(現行NISA)
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。
金融庁
「つみたてNISA」は、2つにわかれている「現行NISA」の1つです。
もう一方を「一般NISA」といいます。
「つみたてNISA」は、金融庁が厳選した「投資信託」をコツコツと積み立てていく「積み立て投資」です。
投資信託については、初心者にオススメの投資信託をわかりやすく説明します!をご参考ください。
一定期間に積み立てていく「ドルコスト平均法」により、相場が高いときには少なく、安いときには多く買うことができます。
ドルコスト平均法
積み立てできる金額は1年間に40万円で、最大20年間の積み立て投資が可能です。
一般的な投資信託の利益には「20.315%」の税金が掛かりますが、「つみたてNISA」には一切税金が掛かりません。
40万円×20年間=800万円(投資元本)の利益が非課税になるので、大変ありがたい制度です。
ただでさえありがたい非課税制度ですが、2024年1月からは、更にありがたくなります。
つみたてNISA
1年間に投資できる金額 | 40万円 |
最大非課税額 | 800万円 |
最大非課税期間 | 20年間 |
実施期間 | 〜2042年末 新規買付:2023年まで |
対象年齢 | 18歳以上 |
投資方法 | 積み立て |
対象商品 | 投資信託(金融庁厳選) |
つみたて投資枠(新NISA)
NISAは若年期から高齢期に至るまで、長期・積み立て・分散投資による継続的な資産形成を行えるよう、非課税保有期間を無期限化。新たに「成長投資枠」を創設し、年間投資水準を現行の計120万円から3倍となる360万円に拡大します。生涯にわたる非課税限度額も現行の800万円から1800万円に拡大。「貯蓄から投資へ」の流れを強力に推進します。
自民党
新NISAの呼び名
- つみたてNISA→つみたて投資枠
- 一般NISA→成長投資枠
「現行NISA」は「つみたてNISA」と「一般NISA」の2つにわかれていますが、2024年1月からはじまる「新NISA」では両方が一本化されます。
すなわち「現行NISA」では、「つみたてNISA」と「一般NISA」の片方にしか投資できませんが、「新NISA」では両方に投資できるのです。
また、「つみたてNISA」の投資可能な金額と期間もそれぞれ拡がります。
- 1年に投資可能な金額=40万円→120万円
- 最大非課税額=800万円→1,800万円(買付残高)
- 最大非課税期間=20年→無制限
- 実施期間=~2042年→~恒久
投資できる金額が増えるのもありがたいですが、非課税期間と実施期間に制限が無くなることが何よりうれしいですね。
また、最大非課税額は1,800万円となっていますが、売却すれば売却した分の枠が空くので、空いた分に新たに投資できます。
*買った金額で計算されます。
すなわち、利益がでている分を売却し続ければ、最大非課税額が実質無くなりますね。
時代:環境にあわせて、投資信託を選び直すのも良いと思います。
現行NISA(つみたてNISA)の扱い
現在投資している「つみたてNISA」は消えちゃうのかしら?
消えずにそのまま残るんだモン。
「新NISA」は、「現行NISA」とはまったくの別物となります。
決して頑張って積み立てた分が、消えることなど無いのでご安心ください。
2024年からは「つみたてNISA」ではなく、「つみたて投資枠」に新しく投資するだけです。
ちなみに、「つみたてNISA」で積み立てた分は、2042年までは売却しない限り非課税枠として残ります(詳細は未定)。
まとめ
新旧の非課税積立投資 | つみたて投資枠(新NISA) | つみたてNISA(現行NISA) |
1年に投資可能な金額 | 120万円 | 40万円 |
最大非課税額 | 1,800万円 | 800万円 |
最大非課税期間 | 期限なし | 20年間 |
実施期間 | 恒久化 | 〜2042年末 新規買付:2023年まで |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
投資方法 | 積み立て | 積み立て |
対象商品 | 投資信託(金融庁厳選) | 投資信託(金融庁厳選) |
「つみたてNISA」は実施期間が2042年までと決められてるので、年齢が若い方ほど不利な非課税制度です。
しかし「新NISA」は実施期間が恒久化されたので、だれにでも公平な非課税制度となります。
非課税制度をはじめるための、年齢と居住以外の制約は一切ありません。
1日でも早く非課税制度を利用して、上手な資産形成をはじめてください。
- 「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまだが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者も始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効な>投資方法。
それではまた。
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