コロナショックの株価暴落は酷かったわ。
だけど株価は、すぐ元にもどったモン。
コロナバブルで ”ふところ” が潤った方は多いと思います。
コロナショック後、日経平均株価は過去の大暴落とくらべて異例のはやさで回復したからです。
「リーマンショック」「ITバブル崩壊」の回復とくらべると、コロナショックの回復のはやさがよくわかります
「コロナショック」「リーマンショック」「ITバブル崩壊」
わずか3か月半での9割回復は、過去の危機と比べると異例の速さだ。00年のIT(情報技術)バブル崩壊時や、07年に株価がピークをつけた金融危機では、高値回復に6年以上かかった。15年に中国景気が急減速した「チャイナ・ショック」でも2年弱かかった。
日本経新聞社
コロナショックは3か月半で回復したんだモン。
われわれ個人投資家は、相場が暴落すると動転して優良株まで投げ売ってしまいがちです。
優良株を投げ売りした苦い経験はありませんか?
わたし自身最近では、相場全体の大暴落に巻き込まれて、アサヒビール(優良株)を投げ売りしてしまいました...。
アサヒビールのチャート
投げ売りしたあとに株価はもどっているわ。
投げ売りなどせずに、逆に買い増しすればよかったです。
なぜならアサヒビール自体に、不具合があったわけではなかったのですから。
むしろアサヒビールは優良株です。
コロナショックに巻き込まれただけ...。
後の祭りだモン。
本記事では、株式相場全体の大暴落への対処法について書いています。
株式相場全体の大暴落にしっかりと対処できさえすれば、真の投資家へ一歩近づけるでしょう。
コロナバブルに乗り遅れてしまった方は、ぜひ本記事を読んでいただきたいです。
売らない勇気へようこそ💘
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
株式市場は先を見ている
コロナ禍で急激に伸びた分野の株価は、本来の価値以上に買われていたようです。
日本経済新聞(2021年5月28日)に、「医療情報サイト運営会社エムスリーの株価が、ここ最近ふるわない」という記事がのっていました。
医療情報サイト運営のエムスリーの株価が振るわない。27日の終値は7377円と、ピーク時の1月から約3割低い水準にある。国内の医師の約9割が同社のサービスを利用する強みを背景に、2021年3月期の純利益(国際会計基準)が11期連続で過去最高を更新するなど高い成長性を維持してきたが、次なる成長をどこで育てるかに、市場の関心が集まっている。
日本経済新聞社
2021年12月6日のエムスリーの終値は5,752円と、2021年1月のピーク時から半分ほどの低い水準にあります。
エムスリーの株価推移
2021年末のエムスリーの株価の動きから、株式市場は数カ月ないしは数年先のアフターコロナを見すえていたのがよくわかります。
売らない勇気
くり返しますが、株式市場は常に先を見すえています。
2022年以降は、コロナ禍で売りこまれていた下記の分野に、相場のながれが向いていきました。
コロナ禍で売り込まれていた分野
- 【鉄道】<9022>JR東海 <9005>東急など
- 【空運】<9201>日本航空 <9202>ANAホールディングスなど
- 【海運】<9101>日本郵船 <9104>商船三井など
- 【陸運】<9143>SGホールディングス <9062日本通運など>
- 【鉱業】<1515>日鉄鉱業 <1662>石油資源開発など
- 【銀行】<8306>三菱UFJファイナンシャルG <7182>ゆうちょ銀行など
資源関連は、需要(移動)の減少による価格急落にプラスして、機関投資家のESG(環境・社会・企業統治)重視のながれも逆風となりましたね。
一方、5GやDX化などに関連した成長期待の高い業種は、「巣ごもり需要」をとりこんでコロナ禍でも株価が上昇したのです。
コロナバブル後は、グロース株を中心として思いもよらぬ暴落がたびたび起こりました。
コロナバブルで高くなりすぎたグロース株を、さらに「買う」理由は見つかりません。
買う理由が見つからなくなったからこそ、グロース株は下がっていったのでしょう。
グロース株については、グロース株とバリュー株の違い|わかりやすく説明します!をご参考ください。
株式相場は生きているようだわ。
相場全体の暴落時には、株式のバーゲンセールがはじまります。
相場全体につられて売り込まれた優良株は、投げ売りしてはいけません。
ましてや、買い増してもいいくらいです。
世の中の勝ち組資産家の多くは、暴落時には「売り」ではなく「買い」で対処してきました。
「暴落は、目を付けた会社の株を買う絶好の機会である。調整は素晴らしい会社の株をバーゲン価格まで下げてくれる」。テンバガー(10倍株)の名付け親として知られる伝説的投資家、ピーター・リンチ氏による有名な一節だ。
ダイヤモンド
>>株式相場の暴落対策|現金を確保しながら投資に備えましょう!
バーゲンセールでたたき売られた優良株をたくさん買えるように、日ごろから十分な現金を備えておきたいものです。
- 「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまだが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者も始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効な>投資方法。
それではまた。
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