
松井証券の手数料は無料って本当かしら?




条件付きで手数料無料があるモン...他社と手数料をくらべてみよう!
証券口座選びで手数料の比較はとても大切なことです。
しかし...
各社の手数料を比較したときに、あまりにも金額やプランが細かく設定されていて、混乱したことはありませんか?
そのような方に向けて、松井証券の手数料プランを紹介します。
とくに25歳以下の方へ。
松井証券の手数料プランは潔く、ひとつしかありません。
【ボックスレート】
本記事では、松井証券のボックスレートと主要ネット証券5社の手数料をくらべてみました。
証券会社選びの参考に、少しでもお役に立てたらうれしいです。
松井証券へようこそ💘
\ 充実したサポート体制 /
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
松井証券の手数料0円は4つ



松井証券には、手数料0円の取引が4つあります。
まずは松井証券のボックスレートにふれてから、そのあと手数料0円の取引を説明します。
ボックスレート(国内株式現物)
ほとんどのネット証券では、手数料コースが2種類用意されています。
- 1回の約定金額(取引が成立した金額)ごとに手数料がかかるコース
- 1日の約定金額の合計額に手数料がかかるコース
投資に慣れないうちは、手数料コースが2つあると、どちらのコースが自分にとってよいかの判断がむずかしいです。
そこで松井証券の「ボックスレート」の出番です。
ボックスレートの場合、どちらの手数料コースのほうが安いかを計算する必要がありません。
なぜならボックスレートには、コースが1つしかないからです。




ボックスレートは、すべての取引に適用されるのかしら?
ボックスレートは、1日の約定金額が一定の範囲内であれば、何回取引しても手数料は同じです。
1日の約定金額(ボックスレート)=現物取引と信用取引のそれぞれの約定金額をあわせた金額
ちなみに、単元未満株の取引にボックスレートは適用されません。
単元未満株の取引(売りのみ)には、約定代金×0.55%の手数料がかかります(最低手数料なし)。
*本記事はすべて税込表示
松井証券では単元未満株の買いはできません、売りしか取引できないのでご注意ください。



25歳以下の手数料が無料
25歳以下は、1日に何回取り引きしても手数料0円(国内株式投資)
25歳以下の方が株式投資(国内)をはじめるのであれば、松井証券を選んでいて間違いはないです。
松井証券は2021年5月6日から、25歳以下の方にかかる株式投資(国内)の手数料を、完全に無料とするサービスをはじめました。
25歳以下のお客様を対象に、株式取引手数料を無料とすることで、これから先、就職、転職、結婚、出産、子育てといった人生における大きなライフイベントを迎える若年層のお客様の資産形成をより一層応援してまいります。
松井証券
26歳になる月の、最終営業日の取引分まで手数料が無料です。
25歳以下の方は、その若さを武器にして松井証券で株式投資に励んでください。
50万円以下の手数料が無料
約定金額50万円以下(1日合計)は、1日に何回取り引きしても手数料0円(国内株式投資)
26歳以上の手数料は以下の通りで、1日の約定金額の合計が50万円以下は手数料0円です。
ボックスレート
1日の約定金額 | 手数料(26歳以上) | 手数料(25歳以下) |
~50万円 | 0円 | 0円 |
~100万円 | 1,100円 | 0円 |
~200万円 | 2,200円 | 0円 |
+100万円毎 | +1,100円 | 0円 |
1億円~ | 110,000円(上限) | 0円 |
1日の約定金額が一定の範囲なら、何回取引しても手数料は変わりません。
一日信用取引の手数料が無料



「一日信用取引」は、松井証券が他社にさきがけて開始したサービス。
松井証券といえば、「優待名人の桐谷さん」と同様に、一日信用取引といわれるくらいです。
松井証券の代名詞ともいえる一日信用取引の手数料は、当然のように無料となっています。
一日信用取引には金利がかかりますが、金利は「年利」で表示されていて、一日に換算すると支払い金利はわずかなものです。
また1日信用取引の金利・貸株料も、約定金額にかかわらず0%です。
デイトレコスト 他社比較
証券会社 | 手数料 | 金利・貸株料 |
松井証券 | 0円 | 0% |
SBI証券 | 0円 | 0% |
楽天証券 | 0円 | 0% |
マネックス証券 | 0円 | 0%~1.8% |
auカブコム証券 | 0円 | 0%~1.8% |
したがって、デイトレードをするのであれば、ボックスレートが適用されない一日信用取引を利用するべきでしょう。
一日信用取引で当日に清算(反対売買)しなかった場合、3,575円の手数料がかかります。
くれぐれもご注意ください。



投資信託の手数料が無料
「一日信用取引のサービス開始」と同じように、「投資信託の取引手数料の完全無料化」も松井証券が他社*にさきがけてはじめました。
*「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」「auカブコム証券」
また松井証券では、「投信工房」をはじめとした投資信託用のサービスも多彩です。




投資信託には、取引手数料以外にもコストがかかるのよね?




投資信託の商品そのものに、信託報酬がかかるんだモン。
信託報酬(運用や管理にかかるコスト)は、商品ごとにあらかじめ決められていて、どの証券会社で買っても必ず同じ金額がかかります。
したがって、投資信託の取引手数料が無料なのであって、信託報酬がかからないというわけではありません。



金利/貸株料



松井証券の信用取引の金利と貸株料は以下のとおりです。
金利/貸株料
上記のほかに一般信用取引(短期)があります。
松井証券の一般信用取引(短期)の期限は2週間で、銘柄別に貸株料が決められています(最大3.9%)。
なぜなら一般信用取引には、優待クロス取引の愛好家がおそれる逆日歩が発生しないからです。
一方の制度信用取引には逆日歩が発生します。
逆日歩の発生については、下記の記事を参考にしてください。



米国株式



日本の証券会社では、米国株価を有料(リアルタイム株価)や15分遅れで配信するケースが多いです。
しかし松井証券では、米国株口座を開設すると無料でリアルタイム株価をチェックできます。
米国株取引手数料(松井証券)
取引手数料 | 約定代金×0.495% |
上限手数料 | 22米ドル |
最低手数料 | 0米ドル* |
日本円で米国株式を取引するには、日本円を米ドルに換えなければなりません。
*松井証券では日本円でも購入可能
松井証券の日本円を米ドルに換える手数料(スプレッド)は、片道25銭です。



主要ネット証券と比較



松井証券と、以下の主要ネット証券5社の取引手数料をくらべてみます。
国内株式(現物取引)
前述したように、松井証券の手数料は、1日の約定代金の合計で手数料が決まるボックスレートしかありません。
したがって、他社でも同じようなコースと比較します。
国内株式(現物取引)の手数料比較
1日の約定金額 | 松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
~50万円 | 0円 | 0円 | 0円 | 550円 | 0円 |
~100万円 | 1,100円 | 0円 | 0円 | 550円 | 0円 |
~200万円 | 2,200円 | 1,238円 | 2,200円 | 2,750円 | 2,200円 |
~300万円 | 3,300円 | 1,691円 | 3,300円 | 2,750円 | 3,300円 |
~400万円 | 4,400円 | 1,986円 | 4,400円 | 5,500円 | 4,400円 |
~500万円 | 5,500円 | 2,281円 | 5,500円 | 5,500円 | 5,500円 |
以降+100万円毎 | +1,100円 | +295円 | +1,100円 | +2,750円 (+300万円毎) | +1,100円 |
【各証券会社の手数料コース】
- SBI証券|アクティブプラン
- 楽天証券|いちにち定額コース
- マネックス証券|一日定額手数料コース
- auカブコム証券|1日定額手数料コース
1日の約定金額が大きくなるほど、SBI証券の手数料の安さが際立っていきます。
しかし松井証券では、1日の約定金額1億円の手数料「110,000円」が上限。
手数料に上限があるのは松井証券だけです。
わたしも含めた個人投資家にはあまり関係ありませんが...。
米国株式
国内株式(現物取引)の手数料比較では圧倒的にSBI証券の勝利でした。
米国株式の手数料はどうでしょうか。
|米国株式(現物取引)の手数料比較
手数料 | 取引手数料 | 上限手数料 | 最低手数料 |
松井証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル | 0米ドル |
SBI証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル | 0米ドル |
楽天証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル | 0米ドル |
マネックス証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル | 0米ドル |
auカブコム証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル | 0米ドル |
5社ともに見事な横ならびでした(笑)
それならば、為替手数料(日本円⇔米ドル)はどうでしょうか。
為替手数料の比較(片道)
手段 | 買い | 売り |
松井証券 | 25銭 | 25銭 |
SBI証券* | 25銭 | 25銭 |
楽天証券 | 25銭 | 25銭 |
マネックス証券 | 0円 | 25銭 |
auカブコム証券 | 20銭 | 20銭 |
*SBI証券の為替手数料は、住信SBIネット銀行の自動積立を使うと片道3銭
往復(買いと売り)の為替手数料をくらべてみます。
為替手数料の比較(往復)
手段 | 往復 |
松井証券 | 50銭 |
SBI証券 | 50銭 |
SBI証券(自動積立) | 6銭 |
楽天証券 | 50銭 |
マネックス証券 | 12.5銭 |
auカブコム証券 | 40銭 |
米国株式(現物取引)でも、条件付き(住信SBIネット銀行の自動積立を使う)ではありますが、SBI証券の勝利です。
まとめ



「25歳以下の方」「1日の取引金額が50万円を超えない方」には、無条件で松井証券をオススメできます。
なぜなら松井証券のサポート体制が、他社とくらべてあまりにも充実しているからです。
「25歳以下の方」「1日の取引金額が50万円を超えない方」は、投資歴の長くない方が多いと思います。
投資歴が長くないからこそ、充実したサポート体制は必要です。



むずかしい専門用語や、わかりにくいシステム。
株式投資の世界は未知との遭遇ばかり(ネット検索では出てこない事例が意外に多いです)。
だからこそ充実したサポート体制が、心強い味方になってくれます(電話一本で解決)。
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それではまた。



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