「法の解釈」難しそうだわ!
意味と具体例を、一読して押さえておけば十分だモン!
本ブログでは、行政書士の試験科目「法学概論・法の解釈」について要約しています。
行政書士を目指している方に向けて、下記の書籍を参考にして作成しました。
ほんのわずかでも、行政書士試験を受験される方の手助けになれたら幸いです。
法の解釈とは何か
法の解釈とは、法の内容を明らかにすることです。
法の適用に当たっては、法の解釈が必要になります。
法の解釈においては、法的安全性の要請(人・事物・状況などの差異をあまり考慮せず、画一的な解決をせよとの要請)と、具体的妥当性の要請(差異に応じたきめ細かい扱いをせよとの要請)を調和させなければなりません。
法の解釈の種類
文理解釈
文理解釈とは、法規の文字・文章の意味を通常の言葉の意味や文法に解釈することです。
論理解釈
論理解釈とは、法規の文字・文章の意味を論理の法則に従って明らかにすることです。
論理解釈には以下の5つがあります。
「公園への車の進入は禁止する」
<意味>
法規の文字・文章の意味を広げて解釈すること
<例>
車は自動車に限らず自転車や一輪車も含む
<意味>
法規の文字・文章の意味を狭く解釈すること
<例>
車は自動車の中でも四輪自動車のみを意味し、二輪車は含まない
<意味>
似たようなものだから同じと考えてもよいと解釈すること
<例>
車と書かれているが、ホバークラフトも自動車と似たようなものであるから、ホバークラフトも禁止されている
<意味>
文言に規定されていないものは、適用されないと解釈すること
<例>
車と規定されているから、自動車「以外」のものは禁止されていない
<意味>
条文に規定するまでもなく当然だと解釈すること
<例>
車と書かれているから、飛行機は当然禁止されている
それではまた次回。
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