FP2級｜タックスプランニング～合格への道＃5

複雑な所得税の計算もいよいよ大詰めです。

所得控除と税額控除の違いをしっかりと理解しましょう。

本ブログでは、タックスプランニングの「税額計算と税額控除」について要約しています。

2級FP技能士を目指している方に向けて、下記の書籍を参考にして作成しました。

ほんのわずかでも、2級FP技能士を受験される方の手助けになれたら幸いです。

税額計算までの流れ

所得税の税額計算は、課税所得金額に所定の税率をかけて算出し、税額控除を差し引きます。

取得税計算の流れ

税額控除＝そのまま減税額

所得控除と税額控除

配当控除

「配当控除」は、法人税と所得税の2重課税の軽減が目的です。

配当金・収益分配金などの配当所得は、確定申告（総合課税）をすることで配当控除を受けられます。

控除率は、課税総所得金額により10%と5%に分けられます。

配当控除の計算式

以下の配当所得は、配当控除の対象にはなりません。

配当控除の対象外

• 申告分離課税や申告不用を選択した場合
• J-REAT（不動産投資信託）
• NISA口座
• 外国株式

住宅ローン控除

住宅ローンを利用して住宅を取得・増改築した場合、「住宅ローン控除」を受けられます。

住宅と土地をあわせてローンを組んだ場合、土地のローンも控除の対象ですが、土地だけのローンは控除の対象にはなりません。

控除の要件

新築住宅	床面積50㎡以上で1/2以上が自己居住用
中古住宅	新耐震基準適合住宅
ローン要件	償還期間10年以上
居住要件	住宅取得日から6か月以内に居住し、12月31日まで引き続き居住している
所得要件	控除を受ける年の合計所得金額が2,000万円以下

新築住宅

• 控除期間＝13年間
• 控除率＝0.7%

それではまた次回。

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