手数料は、どこの金融会社も同じじゃないの?
手数料は、それぞれの金融会社で違うんだモン。
株式投資に代表される金融投資にも当然手数料がかかります。
日々の取引のなかで、金融会社に払っている手数料についてどれくらい気にかけていますか?
もしかしたら手数料に気づかないで、とてつもなく高い手数料を払っているかもしれません。
わたし自身、投資をはじめた頃は短期投資に夢中でした。
当時は短期の売買にアツく・夢中になり、手数料をまったく気にせずに売買をくり返していたものです...。
手数料がふくらみつづけていたわね。
ダメな投資初心者だったんだモン。
どんなに努力して取引で利益を出したとしても、手数料をたくさん取られては何にもなりません。
どんなにコツコツと利益を積み上げても、そのつど高い手数料を取られていては利益は積み上がりません。
手数料負けしないために金融投資のルーペを手に入れてみませんか。
本記事では、FX取引と単元未満株取引にかかるスプレッドについてわかりやすく説明しています。
スプレッドをしっかりと理解すれば、金融投資の “ルーペ” を見つけたようなものです。
スプレッドと手数料の違いへようこそ💘
- 九州を拠点に自動車販売店を経営
- 2015年より金融系ブログ作成
- ほったらかし投資が座右の銘
FXのスプレッド
スプレッドってなにかしら?
スプレッド(SPREAD)は英語で広がりという意味です。
金融投資で使われるスプレッドとは、売り値と買い値の差額のことで、その差額が金融会社の手数料になります。
売り値は「Bid」、買い値は「Ask」と表示されます。
FXで通貨を売買するときの画面(例)
上図で説明します。
スプレッド0.2銭(左)の購入価格は「100.002円」、スプレッド1銭(右側)の購入価格は「100.010円」です。
スプレッドが0.8銭広い(1-0.2)と、購入価格が0.8銭高く(1-0.2)なります。
たったの0.8銭と思うでしょうが、実際のFX取引では、最低1,000通貨または10,000通貨からの取引がほとんどです(1通貨からの取引もあります)。
スプレッドが0.8銭の違いでも、「1,000通貨の取引で8円」「10,000通貨の取引で80円」の開きとなります。
売り値と買い値の差が、手数料になるんだモン。
逆に売るときの価格は、「スプレッド0.2銭」「スプレッド1.0銭」ともに同じ「100.000円」です。
どう考えてもスプレッドは狭いほうがいいわ。
ほとんどのFX会社は「取引手数料無料」とかかげていますが、実際はBidとAskの差がFX会社の手数料になります。
”スプレッドは隠れた手数料”
FXのスプレッドは為替手数料と呼ばれます。
FXをはじめる際には、できるだけスプレッドの狭いFX会社を選びましょう。
なお、FX各社のスプレッドは、「取引通貨数」「取引時間」「相場急変時」などで変動します。
ご注意ください。
単元株のスプレッド
単元株(たんげんかぶ)の株式投資では、投資家同士の売買で株式の価格が成立します。
単元株とは、株式取引で売買される売買単位のこと。
日本では、100株を1単元株と呼ぶんだモン。
株式投資は投資家同士で売買されるので、FXのようなスプレッドはありません。
すなわち株価(単元株)には、FXのようなスプレッドは含まれていないことになります(取引手数料はかかります)。
ある意味、FXと株式投資は ”真逆の投資スタイル” といえますね。
単元未満株のスプレッド
単元株の売買とは違い、単元未満株(たんげんみまんかぶ)の売買は、FXと同じようにレバレッジを意識しての取引となります。
単元未満株は、LINE証券やCONNECTなどのスマホ証券を中心に幅広く取り引きされています。
単元未満株のスプレッドは、現在の株価に〇〇%プラスされます。
またFXと同じように、ほぼすべての証券会社の取引手数料は0円です。
FXと同じように、スプレッドが手数料になるのです。
”隠れ手数料”
主なスマホ証券の売買合計(往復)スプレッド
LINE証券(グループA) | 0.4% |
日興フロッギー | 100万円以下0.5% 100万円超2.0% |
Pay Pay証券 | 1.0% |
CONNECT | 1.0% |
LINE証券の低いスプレッドは魅力的だモン。
まとめ|狭いスプレッドで「ほったらかし投資」
前述のように、FXと単元未満株にはスプレッドがかかりますが、単元株にはかかりません。
単元株の売買価格は投資家同士が決めるからです。
単元株取引は市場で価格が決まるので、市場取引といいます。
市場取引
市場取引は「開放的」と覚えればいいわね。
一方のFXと単元未満株の売買価格は、各々の金融会社が決めます。
金融会社によって価格が決められる取引は、相対取引といいます。
市場ではなく、金融会社と取り引きするということです。
相対取引は「閉鎖的」とおぼえておくモン。
いずれにせよ、手数料は安いに越したことはないですね。
- 「ほったらかし投資」とは読んで字のごとく、商品を買ったあとは ”ほったらかし” ているだけの投資方法。
- 「ほったらかし投資」の中身はさまざまだが、投資のプロやAIに売買をまかせるというのが基本。
- 「ほったらかし投資」は、<初心者も始めやすい><少額から始められる><長期投資に有効な>投資方法。
それではまた。
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